商品詳細
アメリカ出身、日本在住の作家で写真家でもあるクレイグ・モドさんが、日本に移住してまだ年数の浅かった頃に「日本を知る旅」であり「自分を知る旅」でもあった日本の旧街道を歩いて旅した記録「KISSA BY KISSA」の出品です。
私が読み終えた中古ですが、折れや曲がりのない美品です。
発行は盛岡のインデペンデント書店ブックナードによるもの。
カバーや帯は最初からありません。
この冊子はブックナードで購入したので、クレイグ・モドさんのサインが見返しにされています。
総ページ数157。
初版発行2024年11月21日。
この冊子は初版です。
ご不在でもポスト投函されるネコポスで発送します。
クレイグさんは日本に来て初めて知ったピザトーストに運命を感じたようで、この日本発祥の食べ物を出す喫茶店を、ひたすら2本の脚を交互に出し続ける徒歩の旅の目標点にしました。
裏テーマにはピザトースト発祥の店を探し出すことを定めて。
この作品で旅の主舞台となっているのは中山道ですが、クレイグさんが旅前に思い描いていたのとは違い、地方では喫茶店は昭和の文化で既に消え始めていることを体感します。
歩けど歩けど喫茶店がない。
郊外型チェーン店ばかりが並ぶ、彼の言葉では「パチンコ・ロード」を外れるとシャッター街か民家しかない地域が日本の多くを占めていると。
クレイグさんはある喫茶店での問いに返ってきた「ピザトースト発祥は一宮か名古屋かもしれない」との言葉に、中山道から離れた一宮と名古屋をも歩きます。
これは結果としてこの作品を名喫茶店紹介本ともすることに成功しました。
モーニングという独自文化を持つ名古屋圏は今でも個人経営喫茶店が盛んな地域なので。
さらに言うと、昭和に隆盛した消えゆく文化を記録した本にもしています。
その地域の人々が集って話したり、仕事したり、本や新聞を読んだりして互いを確認しあうコミュニティとしての喫茶店を、彼の視点から見た写真と文章によって。
そして彼が喫茶から喫茶へ、徒歩で旅して回った本当の理由が明かされるのは、この日本語版の最後の最後です。
この出品のBGMはLOVE PSYCHEDELICOの「アイ・ミーン・ラブ・ミー」です。
私は書籍については、いつも読み終えた直後に商品説明文を打つので、最後の話にだいぶ引っ張られた選曲になっている気もします。
ご質問等はお気軽に。
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説 |
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商品の状態: | 目立った傷や汚れなし |
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